飛騨高山 4月の二つのお楽しみ

いよいよ春ですね。

飛騨高山ではようやく水仙が咲き、
梅や桃も優しく花を開き始めています。
厳しい冬を耐えた飛騨人が、心から待ちわびた最高に素敵な季節、
そんな4月の二つのお楽しみをご紹介いたします。


<遅めのさくら>

日本人が心待ちにする花、<さくら>

寒い飛騨高山の桜はどうしても遅めの開花となりますので、もう桜は楽しんだよ、お花見はしたよ、、、というお客様も多いのではないでしょうか?
それでも、
飛騨高山で出会う<さくら>は、町の情景と相まってとても風情があり
良いものです。
毎年、胸が締め付けられるような美しさで、桜で覆われた江名子川沿いを歩いているとなぜか涙が出てしまうほど。

今年はおそらく、
満開は4月中旬との予想です。

そして、<すみや青花>は開業して初めての春を迎えます。
2021年の一度きりのこの春、
大切な人と、当宿にてプライベートお花見はいかがでしょうか?

二階、高山城のお堀の役目をした江名子川に面した<さくらテラス>では、
ライトアップされた桜を眺めながら、思い思いの時間をお過ごしいただけます。

朝はもちろん、宵も素敵な風景が楽しめます。
LEDキャンドルやランタンの灯りで映し出される静かなひとときは、
きっとかけがえのない思い出になることでしょう。

和室の雪見障子を空けて、
浴衣のまま寝そべって、桜を見上げるのも一興かも。
中庭の<もみじテラス>に舞い降りた桜吹雪を酒杯に浮かべて一献も。

いろいろな滞在をぜひ、お楽しみください。

春の高山祭(画像)

<春の高山祭り>

日本三大美祭のひとつである<高山祭り>
私達の誇りでもあるこの祭りは残念ながら昨年は中止となってしまいました。

伝統を受け継ぐ祭行事の見どころ 御巡幸(画像)

そして、今年は開催が決定いたしました。

しかし、「令和3年 静かな春祭り KAMISHIMO DISTANCE」というテーマが設けられています。
春の高山祭 日枝神社例大祭を斎行する側も、ご参拝・ご見学いただく皆様にも、新型コロナウイルス感染防止に努めていただくようにとお願いをする気持ちが込められています。

夜祭(画像)

いろいろな規制があり、いつものような祭りとは行きませんが、
美しい屋台はそれぞれの屋台蔵にて公開されるようです。

私達、青花スタッフは、
この春祭りのおかげで今があるといっても良いほど、
10年以上、神事に関わらせていただきました。

美しい屋台は、
屋台組の子供たちだけが乗って過ごせる特別な場所。
屋台の上からたくさんの観客を見ていたあの頃は、かけがえのない記憶となっています。

それだけに、<裃ディスタンス>を守りながら行うことできるこの祭りへの思いは強く、本当に楽しみ。

これについては、熱くなってしまいそうなので
また改めてご紹介できればと思います。


春を迎えることが出来てほんとうに嬉しい。
どうしてこんなに嬉しいのでしょうね。
どうぞ、皆様も飛騨高山の小さな春をみつけにいらしてくださいませ。