5月の飛騨高山 薄紫色の藤とともに

早いものでもう4月も後半となりました。

今年は桜が早いと驚く半面、
いまだに寒い日が続いてなかなかウールのストールやカーディガンが片づけられません。
つい数日前は、市内山間部で雪も降りました。びっくりです。 (笑)

昨日の最低気温は3℃、最高気温は20℃、
盆地なので仕方ありませんが、一日の気温差が17℃もあると、少し辛い。
すみや青花の床暖房を切るタイミングを思案しています。


それでも、少しづつ気候も良くなり気持ちの良い日が続いています。
この素敵な季節、
飛騨高山の5月のお楽しみは、なんといっても<藤>です。

古い町並みを彩る紫の藤の写真は、どこかで目にされた方も多いのではないでしょうか?
PARISで藤が壁をつたい家を包み込む様子を見てなんて美しいのだろう、と感じましたがその時の感慨に負けないどころか、こんなにも建物と藤が調和している風景はなかなか無いと思うのです。

この藤のある「久田屋」さんは、創業当時は飛騨高山を行きかう旅人に
暖かい寛ぎを提供する料理旅館だったそうです。
どのくらい前からこの藤があるのかわかりませんが、
旅人が、この藤の下をくぐり宿に入っていく様を想うと、なんとも楽しいものです。

すみや青花では、
テラスの名前をそれぞれそこから眺める樹木の名前で<桜テラス><もみじテラス>と呼んでいます。

同じく、お客様にご使用いただける2台の自転車の名前も、
<Momiji号><Sakura号>です。
最近、
ご要望があり3台目の自転車をご用意したのですが、その名前は<Fuji号>
そう、この名づけの通り、実は中庭に壮大な計画があるのです。

それは、古い町並みの藤のように、
すみや青花の壁面に藤棚を作ること。

これを楽しみに、
大きな藤の鉢を2階に設置し、毎日毎日水を上げてきました。
この写真は昨年、植えた当時のもの。
きちんと花芽がついていて、きれいに咲いてくれたのですが・・・・

今年は花芽がつきませんでした。
どうしてなんだろう?と明日にでも造園屋さんに相談をしたいと思います。

いつか、当宿に美しい藤が咲いたら、
ぜひ、藤見でご滞在くださいませ。