HIDA JAZZ FESTIVAL 記憶に刻まれる一日


先日、<飛騨高山 ジャズフェスティバル>に行ってきました。

毎年、毎年気になりながらもまた、いつか行ける・・・なんて地元ならではの甘えでしょうか、

プロの音楽に触れること自体も久しぶり、
前回は北青山のプラッサオンゼの閉店前の記念ライブでしたから、3年ぶりのライブです。

ずっと気になっていながら、なかなかタイミングがあわず初めてのジャズフェス in 飛騨高山。
そしてそれは、想像以上に濃厚で素敵な時間でした。

                                   

撮影:日野肇彦

                                            

     

2023のジャズフェスティバル公式サイトには次のようにありまして・・・・

<2023年、飛騨を熱狂に包んだジャズフェスティバルが再び!

合掌造り家屋を中心とした、独創的な空間
国内外で活躍するミュージシャンによる、刺激的なライブステージ
飛騨の魅力が詰まったジャズフェスティバルが、さらに進化して帰ってきます!>

まさしく、飛騨の魅力がたっぷりの一日をご紹介したいと思います。

感激するのは、まずはその会場のすばらしさです。
飛騨の里という飛騨の代表的な民家30数棟が立ち並び、昔の農山村風景を形づくる博物館があるのですが、この高山市の人気観光施設を一日貸し切って行われます。

合掌造りの建築の力強さと、里山の自然が凝縮された美しさと、
いつも心地よいこの場所が、たった一日だけライブ会場に変わる贅沢さ。

そのままでも、何時間でも過ごせる美しい飛騨の里ですが、
この日はかなり趣向を凝らした会場づくりがされています。

                                     撮影:日野肇彦

前日にネットで購入したチケットを受付で確認いただき、提灯で彩られたゲートののれんをくぐる。
この日の仕事を終えて夕方から参加の私達、やはりまずは一杯いただきながら会場の様子を確認しようと池をぐるりと囲む遊歩道沿いに並ぶ<4丁目酒場>へ。

こちらには
ずらりと高山の人気店が軒を連ねていて、なかなか凝ったフードを提供されています。
知り合いの出店も多く、結局5軒でワインや煮込みや、キーマカレー、キッシュ・・・・といただくことに。(笑)
屋外ステージではライブ会場へのドリンクの持ち込みがOKなのも魅力です。



11:00から開園のため、お子様連れも楽しめます。
林の中には子どもの遊び場が設けられ、お孫さん連れや、若いファミリーもたくさんいらしていて
皆さん、愉しそう。
いつか、11:00から参加出来たら、
ずっと飲んで食べて、音楽を聞いて・・・・と最高でしょうね。

                                撮影:中村隆一

そして、各会場の見事さ、
20人近い大人が山から熊笹を刈り、黙々と束ねて作り上げたという冨田家ステージの丸い屋根、
一番上にある大きな田口家ステージは、建具が全て外され、盆栽や石燈籠がライトアップ、
ナチュラルワインのブース前にある鬱蒼とした<神社ステージ>も映像と音楽がリミックスされて
なんとも心地よい場所となっているのです。

神社ステージに・・・・

                                 撮影:中村隆一

冨田家ステージ用熊笹の作業の様子。

                                 撮影:中村隆一
すみやスタッフのひとりが、
このジャズフェスのお手伝いをしていて、
いろいろな話を聞かせてくれましたが、本当に主催者のみなさんの熱意には驚かされます。
都内であれば、すぐにチケットが売り切れてしまうようなアーティストたちがこの遠い遠い飛騨高山に来てくださること自体、凄い、素晴らしい。


                                     撮影:日野肇彦

                                      撮影:中村隆一
設営も大変ですが、これだけのセットをその日のうちに撤収して元通りにするという、
おそらく深夜に及ぶ並大抵ではない作業も含め、目に見えないご苦労も多いことと思います。

心から音楽を楽しみたい、楽しんでほしいという主催者の
強い思いがあるからこそでしょう。

                                 撮影:日野肇彦

数々のライブのあとは、高山市の盆踊りを出演者がセッションして会場の皆が踊る。
この<飛騨やんさ>という盆踊りは、
高山市民にとって子供の時から馴染んできたかけがえのないもの、
冒頭で触れましたが、まさしく<飛騨高山>を感じられる一日でした。

2024年は、<すみや>もジャズフェス対応のチケット付き連泊特別プランを作りたい。
金曜日に高山の街と食事を楽しみ、土曜日は朝市に行って、その後一日中ジャズフェスで過ごし、日曜日は温泉に浸かり、美味しいカフェ巡りやパンを買う。

どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

※写真の一部は、ジャズフェスティバル実行委員会より提供いただきました。