やっぱり鮎。-すみや落水邸の夏-

お好きな魚は何?
と聞かれたら、何と答えますでしょうか?

この日本に海なし県はたったの8県、
私たち岐阜県民は海が無い環境のせいでしょうか、
川魚には馴染みが深く、なかでも<鮎>は別格です。

漁獲高こそ国内4位、しかし消費量は国内トップクラスという鮎好きな県民性、
お盆のこの時期にも高山市内のスーパーには焼き鮎がずらりと並ぶほど、
皆に愛されるご馳走なのです。

そして、7月31日は待ちに待った鮎の投網解禁日でした。



投網(とあみ)とは、網を人の手で投げ入れて魚を獲る漁法です。
漁業権を持った「すみや落水邸」の家守(やもり)の誘いで、この解禁日に私達スタッフも出かけて参りました。
毎年、7月31日の19時から解禁ということで、18時過ぎには漁協の方たちが、漁業権の確認などを行いながら厳しくパトロールをしていました。

私達の50mほど上流には3人の男性がすでに準備運動などしている・・・
なんだかこちらも緊張してくるような、幼い頃のリレーの前の気分といった感じでしょうか(笑)


そして19時。

ウェットスーツに身を固め、網を投げ入れ、川に入り、鮎を獲る家守・・・
その雄姿に素直に感激いたしました。

初めて見る投網漁はとても興味深く、こんなにも多くの人が関わっていることも驚きです。

鮎はそのスイカのような香りの良さから「香魚」とも呼ばれています。
川魚特有の臭さが無いのも魅力の一つ。

海の魚と違って下ごしらえが特になく、ウロコを取る必要や腹わたを出す必要もないため簡単においしさを味わえるのも嬉しいもの。

川原に設けたテーブルにて
獲れたての天然鮎を塩焼きにしていただく幸せ・・・なんて贅沢なのでしょう。
骨まで柔らかくて、パクパクと何匹でも食べられます。
この川原BBQは忘れられない鮎の味と共に贅沢な思い出となりました。

そして、この解禁日から約20日間で
家守スタッフは数百匹の鮎を獲った様子。
この調子でいくと何匹になるのか、カウントを聞くたび私達もワクワク。(笑)

この鮎は「すみや落水邸」にてお召し上がりいただけます。
まずは、<鮎のアヒージョ>

BBQグリル上で他の食材と一緒に調理して
一緒に提供する美味しいバゲットと共にいかがでしょうか?

そして、<鮎のお刺身>

9月中旬頃より、白子や卵付きのお刺身が楽しめます。
また、写真はございませんが<鮎のうるか>もございます。
うるかとは、鮎の塩辛のこと、こちらも日本酒が飲みたくなる大人な味ですね。


そして、
なんといっても鮎と言えば<塩焼き>
シンプルで一番、好まれる食べ方です。

そのほか、鮎の干物もございます。
<塩焼き>より<干物>のほうが日本酒に合うという意見も多く、
お子様にも食べやすく、私も大好きな美味しさです。


これら天然鮎のお料理は「すみや落水邸」のオプションとしてご予約をいただいた後にご案内させていただいています。※入荷状況により、メニューを限定してご案内する場合もございます。

3月末のオープン以降、お泊まりいただいたお客様のほとんどの方がご注文くださり、おかげさまでご好評をいただいています。


どうぞ、飛騨の天然鮎を食べに森の別邸「すみや落水邸」へ。
鮎を獲った家守スタッフが自ら振舞いますので、投網トークもお楽しみいただけたら幸いでございます。

皆様のお越しをお待ちしております。

すみや落水邸のご予約は以下の予約サイトより承っております。
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