すみやだより
Blog
SUMIYAすみやだより
Blog
2021.03.07
飛騨高山もようやく春めいてきました。
とはいってもまだまだ寒いこの町、
水仙の花はまだまだ先、
クリスマスローズが咲き始め、朝市には猫柳と蕗の薹が並びだしたばかりです。
岐阜県の緊急事態宣言も解除され、町歩きされる方も増えてきた印象でしょうか。
嬉しいですね。
そんな高山では、今、
<飛騨高山雛祭り>と題した23回目のイベントが開かれています。
「え? まだお雛様?」と思われがちですが、飛騨人にとってのお雛様はこれからなのです。
寒冷地ならではでしょうか。
飛騨高山では実際の桃の開花と足並みをそろえて旧暦の桃の節句である4月3日にひな祭りを行うため、今が旬な行事。
全国でもやはり寒冷地の東北・北陸、
そしてお隣の松本市などはひと月遅れの4月3日に行うようです。
そして、このお雛まつり、
むかしむかしの飛騨の子供たちは
「雛様見しとくれ (おひなさま見せて下さい)
おぞても褒めるに (酷くても褒めますよ)」
と、声を揃えて歌いながらご近所を巡り、お雛様を見てお菓子をもらって歩いていたようです。
仮装はしないものの、さながら ハロウィンでしょうか?
私自身は、お菓子をもらって歩いたことはありませんが、
この詩の節は祖母から聞いて覚えています。
やっとめぐってきた春と、華やかなお雛様と美味しそうなお菓子を目の前に
それはそれは、子供たちは嬉しかっいたことでしょう。
優しく、あたたかな光景が目に浮かぶようです。
前述の<飛騨高山ひな祭り>は
市内中心部の観光施設、ホテル・旅館、店舗などで、代々伝わる雛人形を展示して桃の節句を祝うイベントです。
古い町並みにございます当宿の姉妹店 <カフェ青>も参加店のひとつで、
囲炉裏の間、本座敷、茶室などにひな人形を飾っています。
素朴な飛騨の土びな(焼物のひな人形)から、流しびな、享保びななど
どの雛も趣のあり、お楽しみいただけることと思います。
もちろん、当宿内も
華美ではありませんが桃の節句のしつらいを整えております。
どうぞ、この美しい春に
ぶらりと飛騨高山への完全プライベート旅はいかがでしょう?
社会人になる前に、
安心安全な一棟貸し切りにて、1グレード高い滞在を思い出にされたいというお客様から、卒業業記念旅行などもご予約いただきました。
旅の組み立て、事前相談などもお気軽に、
当宿コンシェルジュにお尋ねくださいませ。
皆さまのお越しをお待ちしております。
飛騨高山雛まつり → こちらからどうぞ