-葉隠れに 散りとどまれる 花のみぞ 忍びし人に 逢ふ心地する-
葉に隠れて散らずに咲く花はおそらく桜でしょうか。
西行の読んだ歌のごとく、
その出会いに「ときめき」を感じていただけるようにと、
桜の美しいこの川沿いの町屋をリノベーションしました。
異国のアンティークドアを開いて、
かつての和の暮らしの面影の中で、
特別な時間を過ごしてみませんか。
「すみや葉隠れ」は飛騨高山でも歴史ある一之町にあり、高山城主が500年前に建てた寺院の石垣に守られるようにひっそりと佇んでいます。
目の前には春と秋にライトアップされる桜も紅葉も美しい江名子川が流れ、商人の町から一段高い土地にある武士の町へと続く落ち着いた街並みを楽しめます。
朝夕に響く寺院群の鐘の音に時を知り、暮すようにお過ごしいただけます。
昔の暮らしを思わせる低い天井に控え目な梁、高山城に仕えた武士の扶持人の家と古地図にもある小さな町屋。
幸いにも壊されることなく、当時のままの姿で静かに時を重ねていました。
借景となる石積みの美しさと、中心市街地にありながら自然を感じさせるこの地に建つ魅力を生かし「すみや葉隠れ」は完成しました。
かつてここで刻まれた素朴な暮らしの面影を感じながらお過ごしください。
小さな町屋を、個性ある魅力的な存在に感じていただけるようにとリノベーションしたすみや葉隠れ。
歴史を重ねたもの同士がひとつの空間で奏でるハーモニーは時として思いがけず心地よいことがございます。
欧州のアンティーク扉やダイニングテーブル、そしてキュリオケースに和骨董の皿などをしつらいました。
揺らぐお湯や、石垣と共に眺めてお楽しみいただければ幸いです。
石垣を臨む露天風呂とテラスで過ごす
隠れ家のような町屋
秋の高山祭りが行われる歴史ある「下一之町」に位置するすみや葉隠れ。
風情ある町並みは歩いて楽しむのはもちろん、自転車で散策するのにも最適です。川沿いのパン屋さんでバゲットを、燻製専門店であれこれ迷い、ソムリエのいる酒屋でワインを選ぶ。骨董通りで古物屋をはしごしてお気に入りの皿をみつける。お店の方との何でもない会話は素敵な旅の思い出になることと思います。
すみや葉隠れの過ごし方more