すみや青花は、この場所を愛した持ち主から縁あって譲り受けた大切な町家です。
時を重ねた町屋に馴染むよう、この地の伝統工芸品と、
私たちが世界中を旅して集めた“ときめき”をあわせてしつらえました。
川のせせらぎに癒やされ、飛騨びとの営みを感じる
一日一組限定の町家ヴィラで、飛騨高山に住まうような滞在を。
その日のしつらい、その日の花。訪れる季節によって趣の異なる「すみや青花」
2階ライブラリーからお好きな本を選び、江名子川のせせらぎが聞こえる『さくらテラス』でまどろむもよし。朝市で買ったあれこれを並べ、露天風呂につづく『もみじテラス』で憩うもよし。床暖房やインターネット対応テレビなど機能性も備えながら、勾配のある階段や低い天井など町屋らしさも残しております。時折不便に感じられることもあるかと思いますが、不便さも味わい深いと感じてお過ごしいただけると幸いです。
2階へ向かう二つの階段をあがると、デンマークのステンドガラスに囲まれたリビングとライブラリーが皆さまをお待ちしております。
ライブラリーにはさまざまな書籍が並び、かるたや百人一首といった昔ながらの遊びもございます。インターネット対応のテレビでの映画や音楽鑑賞とともに、憩いの時間をお楽しみください。
江名子川に面した『さくらテラス』では、せせらぎや鐘の音、木々に集まる小鳥のさえずりが聴こえてきます。春には桜、秋には紅葉のライトアップを眺める特等席ともなるこの場所で、軽やかに通り抜ける風を感じながら、町の人々の暮らしと溶け合うような時間を。
中庭となる『もみじテラス』は、まさにアウトドアリビング。切り取られた美しい空を露天風呂から眺めるもよし、バスローブのまま大きなソファに身体をあずけ、湯上がりの一杯を味わうもよし。朝食やBARタイムにもおすすめです。
ベッドルームは陰翳礼讃。障子越しのやわらかな温白、アンティーク灯具の懐かしい橙など、さまざまな灯りを散りばめました。灯りの色や形は、人の心地を左右するもの。シーンに合わせてお好みの灯でおやすみください。
1階と2階のふたつの和室に共通しているのは、「視線の低さ」。昔の日本にあった“暮らしの高さ”に導いてくれます。襖、その引手金具、床の間などのしつらいもお楽しみください。お布団はBEDも含めて、抗菌のプロ仕様のものをご用意しております。
自然のままの木目を生かした漆器 “春慶塗” は山国・飛騨ならではの伝統工芸品でしたが生活様式の変化に伴う需要減、また後継者不足などで残念ながら衰退しつつあります。
当宿のあるエリアは、高山でも多くの春慶職人が住むさながら<春慶の町>。美しい春慶塗りへのオマージュを込めて、しつらいや朝食の器に用いています。